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勉強を主体的に取り組む方法~子どもがやる気になるために必要なこと~

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塾を運営していると生徒、保護者の方から、勉強のやる気、主体的に取り組むことについてよくご相談を頂きます。

 

うちの子どうしたら勉強するようになるのでしょうか?

勉強のやる気がでません。

親が言わないと机に向かわない。

勉強をイヤイヤやっている。

などなど。

 

この記事では、勉強を主体的に取り組むための方法をご紹介します。

 

今回ご紹介する方法は、私が運営する塾でも実際に取り組んでいる内容です。

保護者や生徒との面談の中で、話題になることが多い内容のひとつでもあります。

 

この記事を読んで頂ければ、勉強を主体的に取り組む方法が分かって頂けるかもしれません。

 

 

勉強の2つの動機づけ

勉強を主体的に取り組むためには、勉強に対して前向きに行動するための動機が必要です。

勉強をするための動機があれば、自然と主体的に取り組むことができます。

 

勉強が面白い。

勉強ができると楽しい。

テストでいい点を取りたい。

頭がいいと思われたい。

勉強すればお小遣いが貰える。

親にほめられたい。

などなど。

 

さまざまな動機があります。

 

これらの動機は大きくは2つ分けられます。

「外発的動機づけ」と「内発的動機づけ」です。

 

「外発的動機づけ」は「お小遣いが貰える」など、自分の外からの刺激で行動を起こすことです。

 

「外発的動機づけ」は「勉強が楽しい」など、自分の内からの刺激で行動を起こすことです。

 

それぞれの特徴と、具体的な勉強における取り組み方についてご紹介したいと思います。

 

外発的動機づけ

特徴

興味、意欲がない場合にも有効

効果は短期的

やり方は簡単

 

取り組み方

子どもが勉強に興味、意欲がない場合には、外発的動機づけから取り組むことがおすすめです。

 

もっとも簡単な方法は、テストで100点を取ったらお小遣いをあげるなど、報酬を与えることです。

ただ、報酬はお小遣いのように物理的なものでなくてもOKです。

 

外発的動機づけでおすすめの方法は、子どもを褒めることです。

特に小学生以下の子どもの場合には有効です。

 

親が子どもを褒めることは、子どもを認めることでもあります。

褒めることはおだてることではありません。

子どもがやったことを全面的に受け入れることです。

そして、他人と比べず、子どもの中での変化に気づき、その変化を伝えることです。

 

そうすることで、子どもは安心感、自己肯定感、承認欲求が満たされ、精神的に安定してきます。

 

そして、外発的動機づけによって、勉強に取り組むようになり、結果が出てくれば、勉強への興味、意欲が出てくる可能性が高まってきます。

 

きっかけは、外発的動機づけであっても、徐々に内発的動機づけに変わっていきます。

 

中学生以降は、思春期に入り、親の影響より環境や友人からの影響が大きくなってきます。

そのため、外発的動機づけがしやすい小学生の内から取り組み、中学生になる頃には、内発的動機づけで勉強に主体的に取り組むようになることが理想です。

 

中学生以上の場合は、親や先生からの働き掛けも大切ですが、自我も強くなり、意思がしっかりしてくるため自分自身で動機づけを行うことも大切です。

 

内発的動機づけ

特徴

興味、意欲があることが前提

効果は長期的

やり方が難しい

 

取り組み方

外発的動機づけに取り組みながら、内発的動機づけにも並行して取り組むことがおすすめです。

外発的動機づけでおすすめの方法は、子どもの興味のあることを追求し、同時に興味の幅を広げていくことです。

 

例えば、子どもがキャンプなどアウトドア活動が好きな場合は、とことんそれに取り組むことはもちろん、キャンプやアウトドアに関連する本や雑誌を読むように促します。

普段本を読まない子でも、自分が興味のあることであれば、本を読む可能性は高くなります。

 

そして、本を通して知識を得る。

得た知識を実行してみる。

 

そうすることで、興味は深くなり、幅も広がっていきます。

そしてこのように本を読むことは、読解力も養うことができます。

 

例えば、キャンプの本を読んで、自分でテントを設営してみる。

文字や写真からの情報だけで、テントが設営できるためには、文章を考えて読み、知識を自分が理解できるように整理して、記憶する必要があります。

興味のあることであれば、無理なくそれができます。

 

キャンプの計画を立ててもらう、料理の献立を考え、実際に作ってもらう。

そういった経験をすることでも、興味は深まっていきます。

 

また、キャンプの雑誌を読んで、キャンプ場で働く方のインタビューを読むなど、自然とたくさんの知識を得ることができ、興味の幅が広がっていきます。

 

これはゲームや漫画でも同じことができます。

ゲームの攻略本をみて、ゲームをする。

漫画に関わる方のインタビュー記事を読む。

などなど。

 

どんなことでも興味を深め、広げていけば経験や知識を増やしていくことができます。

経験や知識を増やすことができれば、視野が広がり、思考の幅も広がってきます。

 

そうすれば、自分の将来について考える機会が増えたり、勉強することについて考える機会も増える可能性が高まります。

 

興味の限界は思考の限界です。

思考の限界は行動の限界です。

行動の限界は成果の限界です。

 

興味を広げることは、自分の人生を思い通りにできる可能性を高めてくれます。

 

子どもに本や雑誌を渡すことは、子どもが興味を持っていることを、自分で発展させていくための情報の集め方を教えることにも繋がります。

 

これは自発的に行動することを促すことにつながります。

そうすれば、子どもは自分で自分を育てるようになり、自分ひとりでどんどん成長していけるようになります。

 

この方法は小学生はもちろん、自分で本を読む力がつき、自我が芽生え、意見がしっかりしてくる中学生以降にも、とても効果がある方法です。

 

勉強のやる気がどうしても出ないとき

とはいっても勉強をやる気にならない。

来週にはテストがある。

目の前にある勉強をやらなくてはいけない。

動機づけがどうこう言っている場合ではない。

やる気が出るのを待っていられない。

 

そんなときにも、おすすめの方法があります。

 

そもそもやる気は、出そうと思って出せるものでもありません。

そんな時は、自分の感情をコントロールするのではなく、自分の環境をコントロールすることで、自分が勉強に取り組むようにもっていきます。

 

例えば、塾に行く、自主室に行く、図書館にいく、など自分が勉強をしなければならない環境に身を置くのもひとつの方法です。

 

他にも、勉強する時間を友達や家族に宣言する。

それだけでも、勉強をするという行動は促されます。

 

コントロールするべきなのは、やる気ではなく環境です。

 

環境をコントロールすることは、テクニックを知っていればできます。

こちらの記事で詳しく説明しています。

jukupapa.hatenablog.com

 

最後に

勉強で成果を出すためには、短期的には勉強に対して動機がなくても何とかなることもあります。

 

しかし、長期的に見れば、勉強に対して動機を持つことは必要です。

動機づけは親や先生が子どもに行う場合はもちろん、子どもが自分自身に対して行うこともできます。

動機づけをするためには、外発的動機づけと内発的動機づけの両方を行いくことが効果的です。

 

そして、しっかりとした動機が出来上がれば、あとは自然と主体的に行動するようになります。

 

親としても、生徒を指導する立場としても、最終的に子ども、生徒が自分で自分を成長させられる、自立した学習者になることが、ひとつの大きな目標だと思います。

 

皆様の参考になれば幸いです。

皆様のご意見、ご感想、またはおすすめの方法、取り組んで良かったことなども教えて下さい。

お気軽にコメントして頂ければと思います。

 

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